- ヘナで白髪染めに興味があるけど、使ったことがないから分からない、不安だ
- 一般的なカラー剤との具体的な違いを知りたい
- 自分はヘナ染めに向いているのか
ヘナで白髪染めをしたいと思っている人が、やる前に絶対に知っておきたい情報を書いた記事です。何も知らずにヘナを使うと、思ったより大変で後悔するかもしれません。
実際にヘナで白髪染めをしている筆者が、忖度なく書いています。
メリット・デメリットの何を重要視するか、許容範囲は人それぞれですので、この記事を見て、悩んでいた皆さんが、結論を出せたら嬉しいです。
ヘナとはなにか
ヘナは、ミソハギ科の植物で作られる天然の染料です。
起源と用途
- 古代エジプトから使用されている伝統的な染料です。
- 髪を染めたり、一時的な刺青(ボディアート)に使用されてきていた。
成分
- ヘナの葉を乾燥させて粉末にしたものを使用。
- 主成分のローソンが染色効果があります。
ヘナで白髪が染まる仕組み
ヘナには赤い色素成分であるローソンが含まれており、髪の主成分であるケラチンにからみつくことで、髪がヘナの色で染まります。
ヘナは植物の色素で染めるため、優しい仕上がりになります。
ヘナ白髪染めには、基本的に3種類ある
ヘナを使った白髪染めでの基本的な染料が、「ヘナ」と「インディゴ」です。
基本的には「ヘナ」100%、「ヘナ」+「インディゴ」、「ヘナ」+「インディゴ」+「他のハーブ」の3種類。インディゴを配合する割合によって色味を変えています。
ヘナ100%で染めると、濃いオレンジ色に染まります。
インディゴ配合のヘナで染めると、インディゴの配分によって濃いブラウン~黒の色味になります。
ヘナの白髪染めのメリット3つ紹介
ヘナ染めにはメリットがたくさんあるので一つずつ紹介します。
- 頭皮環境改善
- トリートメント効果が高い
- ジアミンアレルギーでも使える
頭皮環境が改善する
頭皮からしっかりヘナを塗布することによって、皮の毛穴の汚れを除去し、潤いも保ちます。
トリートメント効果が高い
ヘナの効果で髪の毛のタンパク質を補修します。そのためダメージが修復し、髪の毛内部の保水力もあがり、健康な髪になります。髪の毛をコーティングするため、ハリ・ツヤが生まれ、ボリュームが上がり、クセ毛が落ち着きます。
ジアミンアレルギーの人でも使える
ジアミンが入っていないので、頭皮に優しく、一般的な酸化染料とアルカリ剤を使った白髪染めでアレルギーが出た人でも安心して染められます。
ヘナの白髪染めのデメリット5つ紹介
メリットを見ると魅力的なのですが、注意しないといけない事もあります。
- 黒い髪の毛の色は変わらない(染まらない)
- 色落ちする
- 植物アレルギーの可能性
- ヘナ染めを始めてすぐは、髪がパサパサになる
- 染めてしばらくは草の香りがします
黒い髪の毛の色は変わらない(染まらない)
ヘナでの白髪染めでは、天然の植物の色素で染めるため、一般的なカラー剤を使った白髪染めと違って、白髪部分のみヘナの色が入ります。
髪の毛すべてが白髪という方以外は、ヘナで白髪染めをすると、黒い髪の毛とヘナで染まった色が混在した仕上がりになりますので注意。
ヘナで染めた日は色落ちをする可能性あり
ヘナで染めたあと、運動などをして汗をかくと色落ちをする可能性があります。夜、寝るときの枕にも色がつく可能性があるので、心配な方は枕に汚れていいタオルを敷きましょう。
植物アレルギーが起きる可能性がある
ヘナ白髪染めは、ジアミンアレルギーでも安心して使えますが、植物ですので植物アレルギーを起こす人は使えません。髪の毛に使う前に、必ずパッチテストをして問題ないか確認が必要。
ヘナ染めを始めてすぐは、髪がパサパサになる
初めてヘナでの白髪染めをすると、頭皮、髪の毛がパサパサになります。これはヘナショックと呼ばれるものです。シャワーでヘナを洗い流した後、油分が取り除かれてパサパサになります。
初めのうちは短いスパンでヘナ染めを繰り返すのを推奨します。数回した後はパサパサが徐々に改善されます。
染めてしばらくは草の香りがする
ヘナの品質にも寄りますが、染めている間~染めて数日は独特の草の香りがします。
一般的な白髪染めとの違い5つ紹介
ヘナ白髪染めと一般的なカラー剤で大きく違うところを、まとめてみました。
- 白髪にしか色が入らないので、元々黒い髪の毛部分には色が入りません。
- 染めれる色味が、一般的なカラー剤と比べると、少ないです。基本的に濃いオレンジ~濃いブラウン、黒となります。
- ヘナを塗布した後、長時間(1時間以上)放置します。植物での着色のため、染まるまで時間がかかります。
- ジアミンアレルギーにならない。植物アレルギーには注意が必要。
- 頭皮、髪の毛に優しいため、痛むことがありません。痛むどころが健康になっていきます。使い続けるデメリットもなし。
ヘナの白髪染めは髪の毛に優しい分、時間がかかるなどネックなところはありますが、一般的なカラー剤をこの先ずっと使える訳ではありません。アレルギーの元になっているジアミンは、白髪を染めるたびに頭皮に蓄積されていくので、そのうちアレルギーを起こすことになりますし、髪の毛も痛むいっぽうです。
できればアレルギーを発症する前に、ヘナの白髪染めに移行したほうがいいです。
私は、20代後半にジアミンアレルギーになってしまいました。
白髪を染めない訳にもいかず、カラートリートメントも試した結果、ヘナに落ち着いています。
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